締め付けトルクとは?
ボルト、ナットを使用して、何かを止めつける場合には、ボルトを回すための力が必要であり、仮締めから完了までに必要な力を「締め付けトルク」と呼びます。
ボルトは「強く締めれば締めるほど良い」というものではなく、バイクの部品には、それぞれの部位によって、適正な締め付けトルクが定められています。
これを無視して強く締めすぎると、ボルトがねじ切れてしまうというトラブルにつながります。
逆に、弱く締め付けてしまった場合には、走行中にボルトが外れるということも、ありえます。
ブレーキ関係、キャブレターパーツなどのボルトは、走行中に万が一のことがあれば、生命に関わりますので、適正なトルクを守らなければなりません。
トルクレンチという道具を使えば、トルク管理が正確にできます。
バイクの整備に慣れていて、トルク管理の感覚が見についている人なら、トルクレンチは必要ないかもしれませんが、初心者の方は、ご自身でハーレーの整備をしていきたいなら、思い切ってトルクレンチを使用するほうが良いでしょう。