ネジ頭が潰れたら？

ハーレーのメンテナンスをしていると、どうしても「ネジのトラブル」には遭遇します。

一つには「強すぎる力でネジを回してしまう」といったトルク管理の感覚が身についていないため。

あるいは、中古のハーレーを購入した場合、前使用者のトルク管理がうまくいっていなかったため。

こういったトラブルに遭ってしまったら「ネジを回せる余裕が、まだあるか？」「回す余地はもうないか？」を観察しましょう。

最近、潰れたネジ頭に摩擦剤を塗った上で、ドライバーを使ってネジを回すことができる薬剤が、発売されていますので、ネジ頭に回せる余裕があるなら、試してみると良いでしょう。

またネジを挟んで回すことができる工具も販売されています。

残念ながら「ネジを回す余裕がない」という場合には、ショックドライバーを使ってネジを緩める方法や、どうしようもない場合にはドリルで貫通するといった方法もあります。

ショップに相談してみれば、良い方法を考えてくれるかもしれません。